秋田県境縦走 2回目…素晴らしい秘境のロングコース。登山道の整備をしない方が良いかも。

平成30年7月23日から27日まで、このコースの素晴らしさに魅せられ前回と逆コースを辿った。今回は、前回泊まらなかった大深山荘、大白森山荘、田代平山荘、三ツ石山荘を経由する松川温泉発着4泊5日の1周コース。

初日、天候は良くなかったが回復傾向に期待し、水8リットル(ペットボトル4本)で松川温泉を昼出発。源太ヶ岳手前を大深山荘へ右折、霧の中ニッコウキスゲの群落に癒されながら初日同山荘泊(綺麗な室内)。

2日目、天候はまだ回復せず八瀬森山荘まで霧。途中、水溜りの木道で滑り真後ろに転倒。バックパックの重さに起き上がるのに苦労した。ニッコウキスゲの群落が何か所かあったが、カメラを出す余裕はなかった。天候回復した曲崎山に昼頃着いたが、水をかなり消費していた(大深出発時、満杯に補充すべきだった)。ここから大白森までが長かった。この区間は藪漕ぎ多数有り、前回マダニに食いつかれた反省からカッパ着用。カッパの袖口を開けると汗がコップ1杯分くらい流れ落ちる。大白森山荘手前で湧き水を発見して飲んだ、がこの水を補給しなかったことが反省(その後水が切れ苦しむ)。大白森山荘まで遠かった。途中の分岐を間違えたかと半信半疑になりながら、GPSを信じて何とかたどり着いた。山荘では毛布が有難たかった。

3日目、水の不安はあったが、余裕で出発。しかし、すぐ道をロスト(GPSで表示された道がない)。どう見ても藪の先に道がない、と思われる。分岐を見落としたか、と一度引き返して再度進む(前回逆コースだが道はあったはず)。やはりこの藪の先か?と漕いで進むと一気に大白森へ出る。ほっとすると共に青空の元に広がる草原に感動「やった、ここに来たかった」と。鶴の湯分岐でカロリーメイトの昼食(脱水で唾がでず呑み込めない)。それから間もなく湧水発見して命拾い(ペットボトル2リットル汲むのに30分)。何とか田代平山荘着。星空を眺める余裕もなく熟睡。

4日目、乳頭山から見る岩手山に雲海がかかり、秋田駒ケ岳、田沢湖も綺麗だった。滝ノ上温泉の途中、初めて登山者とすれ違った。滝ノ上温泉では駐車場の水道で水を補給したが、三ツ石山荘手前の水場を当てにし、2本だけに(できるだけ荷を軽くしたかった)。しかし水場の雪解け水は枯れていた。辛うじてバケツに残っていた水を虫をよけて汲ませてもらった。そこで下山する年配の方に出会い、コーラのペットボトルに入れた水頂いた。自然を調査している学者さんで、有難かった。三ツ石山荘では宮城の男性と同宿だった。この方は前日、大深泊でここで一泊し明日岩手山に一泊するとのことだった。

5日目、早朝荷物を持たないで三ツ石山を往復(何と軽いことか)。その後、この男性と別れ下山途中、叫びながら登ってくる男性と会った(熊除け方法だと教えてもらった)。松川温泉では5日分の汗を流したが、大量の虻に襲われた。

秘境のロングコースは最高の充実感を与えてくれた。改めて生きていることを実感させらた。反省点は、今回も水(荷重を気にして、補充をしなかったこと)。水場を当てにしないことと湧き水を発見したら汲むだけ汲むこと。藪漕ぎ時の虫対策(大したことはなかったが、首の辺りを刺されていた)。また道を忘れないうちに訪れたい。

内部リンク
秋田県境縦走 | GPSログ 岩手 (sakura.ne.jp)

     
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