1.導入のきっかけ
家電量販店のソフトバンク営業マンから「9月26日からNTTの10G光回線(フレッツ光クロス)の提供エリアが拡大され、ソフトバンクでもNTTの同光回線で10Gサービスと開始する」旨、勧誘を受けた。
我家はこれまで、速度低下やHGW(ホームゲートウェイ)の不具合対応に不満があり、NTTのフレッツ光からau光へ乗り換えていた。
au光に特段の不満はなかったが「10Gなんて都会だけの話」と思っていたことから、9月26日サイトで「対象地域」に我家が含まれていることを確認するや迷うことなく――というか、ほぼ反射的に(笑)申し込んだ。(NTT直契約は頭になく、ヤフオク利用&LYPプレミアム会員でもあるので、ソフトバンク光に)
2.工事完了、そして速度計測…!
今年、最新スペックに更新した自作PCはPCIe 3.0×4スロットが空いており、10G LANカードを挿せばボトルネックなし!と踏んで、対象地域の確認前からバッファロー製 LGY-PCIE-MG2 と CAT6Aケーブル を購入して準備万端。
そして10月23日、待ちに待ったソフトバンク光10Gの工事完了…胸の鼓動を抑えつつ、送られてきたHGWを接続。事前にインストールしていた「Speedtest for Windows」でいざ計測!
結果は…
下り:700~110Mbps
上り:300~50Mbps
「えー、ふざけんじゃねぇ!」(笑)
これが正直な第一声。
慌ててサポートに問い合わせると、「2~3日様子を見てください」との回答。
「ほんとかよ…」と半信半疑で他の測定サイトでも試してみた。
fast.com → 3.6Gbps
みんなのネット回線速度 → 1.7Gbps
Ooklaブラウザ版 → 4.1Gbps
出てるじゃないか!


どうやら Speedtest for Windows版は10G対応が不十分 らしい(by チャッピー定岡談)。
ということで、最終的な速度には大満足!
3.HGWのWi-Fiを使いたいが…?
今回のソフトバンクHGW(S)は、Wi-Fi7( IEEE 802.11be)まで対応している。
Wi-Fiパックはオプションながら無料だったので、せっかくだから使ってみた(メッシュwihiは別料金なので使わない)。
我が家の構成は、光ケーブルを2階に引きONU~HGWを設置し、1階には TP-Linkルータ(au光時代から使用)を設置し、ルーターモードで使用している。
で、HGWをメインにしてTP-Linkをアクセスポイントモードに設定し、SSIDとパスワードを同一にしてローミングできるようにした。
両方ともスマートコネクトON(2.4GHzと5GHz統合)、チャンネルを分離
HGW=CH36
TP-Link=CH149
…しかし、これが安定しない!
スマホは1階にいてもなぜか2階のHGW(5GHz)に粘着。
結果、「同じSSIDなのにパスワードが違う」という謎エラーまで発生。
HGWの6GHzだけONにしても、IPが 169.254… のままインターネットに繋がらず、 DHCPもうまくいかない。固定IPにしてもTP-Link(192.168.0.1)にアクセス不能。
スマートコネクトをOFFにしたり、SSIDを分けたり、いろいろ試したが安定せず…。
4.結論
・HGWのWi-Fiは使わない!
もったいない気はするけど、安定と快適さには代えられない(TP-Linkルータをこれまでどおりルーターモードで使用するだけで十分)。
※ 10Gポートは有線専用、tplinkのルータはどうせ1Gポート接続だから実用上は問題なし。
・有線10G環境は最高!
ただし、自分のWordPressサイトの表示速度は相変わらず遅い(笑)
※ チャッピー定岡談を参考まで
遅い原因は、サーバー、DNSが遅い、外部リソースが多い、キャッシュが効いていない、経路混雑など多岐にわたる。「10G回線=どんなサイトも速くなる」ではなく、「相手(サーバー)が速いときに、その速さを引き出せる」が正解!…だって。


